2011年08月10日

融資を受けるためのアピール

みなさん、こんにちは。

山梨県富士河口湖町の税理士

小池織嗣(こいけおりつぐ)です。

今日は節税ではなく銀行から融資

を受ける場合にするべきことをお伝え

します。

突然ですが、社長さんの会社の決算書

では、社長さんが会社に貸付けている

お金はどのように表示されていますか?

短期借入金ですか?

長期借入金ですか?

もし、このどちらかであるなら社長さん

の会社は銀行からの評価があがる可

能性があります。

その方法をお伝えします。

その方法とは

社長さんが会社に貸しているお金を

役員長期借入金という科目にし、銀行

の担当者にアピールする

ということだけです。

そんな馬鹿な!と思われるかもしれま

せんね(笑)

しかし、金融検査マニュアル別冊には

『本業が思わしくなく赤字かつ債務超過

だが、代表者からの借入が多額にあり

一定の条件を満たすならその借入は

自己資金とみなす。』ということが書かれ

ているのです。

だから、パッと見でこれは代表者からの

借入ですよとわかりやすく表示する必要

があるのです。

ただし、気をつけなければならないのは

これだけをして安心してはいけないという

ことです。

「マニュアルにそう書いてあるのなら、黙っ

ていてもそうしてくれるだろう」などとは考え

てはいけないということです。

なぜなら、銀行も忙しいので「これはマニュ

アルのケースに該当するか」などという調査

はしない可能性があるのです。

だから「金融検査マニュアルには、こう書か

れているんだけどうちでは使えるかな?」と

担当者の方に確認し、積極的にアピールする

ことが必要となるのです。

その際のポイントは「なるべく穏やかに」という

ことです。(笑)

ちなみに金融検査マニュアルは金融庁の下記

のページからダウンロードできるので一度目を

通しておきましょう。


http://www.fsa.go.jp/manual/manualj/manual_yokin/bessatu/kensa01.html




  


Posted by 小池 織嗣  at 17:20Comments(0)資金繰り

2011年08月03日

社会保険に加入している場合の節税方法

みなさん、おはようございます。

山梨県富士河口湖町の税理士

小池織嗣(こいけおりつぐ)です。

今日の河口湖は雨です。

雨が降るとどんよりとしますが

がんばっていきましょう。


さて、今日は「社会保険料」の未払

計上による節税方法をお伝えします。


社会保険料は、保険料の半額を従業員

さんや役員さんが負担し、残りの半額を

会社が負担します。

また、この社会保険料は当月分を翌月末に

支払うことになります。

ということは、3月決算の会社の場合、3月末

に支払う社会保険料は「2月分の保険料」と

なり、このままでは3月分の保険料は4月

に計上されることになってしまいます。

そこで決算において3月分の保険料を会社の

費用として計上するために3月分の保険料の

うち会社負担分だけを未払金で計上すること

により節税を図るのです。


従業員さんの多い会社は、社会保険料も高額

になるのでこの節税方法は効果的です。

しかも、新たにお金を支払う必要がないという

面でもこの節税方法は効果的です。

  


Posted by 小池 織嗣  at 16:55Comments(3)節税

2011年07月27日

開業直後の節税対策

みなさん、こんばんは。

山梨県富士河口湖町の税理士

小池織嗣(こいけおりつぐ)です。

今日は、開業時に絶対にしなければ

ならない節税対策をお伝えします。

それは、「青色申告承認申請書」という

届出を期限内に必ず税務署に提出する

ということです。

青色申告とは、帳簿等をきっちりつけてくれるなら

税金の計算上、有利な特典を与えますよという

制度です。

この特典の中で最も大きい特典は赤字を繰越せる

というものです。(法人7年、個人事業主3年)

たとえば

 ・届出を出した場合

   1年目   ▲ 200万(赤字)

   2年目     200万(黒字)         

   2年目の税金計算

    ▲200万 + 200万 = 0円

 ・届出を出さなかった場合(税率40%) 

   1年目   ▲ 200万(赤字)

   2年目      200万(黒字)

   2年目の税金計算

    200万 × 40% = 80万円

とこれだけの差がでます。

開業初年度は赤字になることはよくあります。

だからこの節税だけは必ずしてくださいね。

この節税をしなかった場合、あなたの会社は

何十万、何百万という税金を無駄に払うことに

なります。

開業直後は、融資のための書類を作った

り、アルバイトの募集をしたりと忙しいとは

思いますが、この届出の提出だけは忘れ

ないでくださいね。
  


Posted by 小池 織嗣  at 23:44Comments(0)節税

2011年07月25日

保険料の払込がきついときは・・・

みなさん、こんばんは。

山梨県富士河口湖町の税理士

小池織嗣(こいけおりつぐ)です。

今日は、東京に研修を受けに行ってきました。

開業して良かったと思うことの1つに自分が

でたい研修に自由に参加できるということが

ありますね(笑)


さて、今日は資金繰りのお話です。

みなさん、保険料の支払が厳しくなった場合

に解約以外の方法があるのをご存じですか?

知らないという方はぜひ覚えておいてくださいね。


1つ目は、保障額の減額という方法です。

これは保障額を減額することによって保険料も

減額させる方法です。

2つ目は、払済保険という方法です。

これは、保険の期間はそのままで保険料の払込

を中止する方法です。ただし、保障額はそれまで

のものより低くなります。

3つ目は、延長保険という方法です。

これは、保障額はそのままで保険料の払込を

中止する方法です。ただし、保険の期間はそれ

までのものより短くなります。

4つ目は、契約者貸付という方法です。

これは、解約返戻金の範囲内で借入ができる

制度です。(最大90%)これを使って保険料を

支払えば保障額の減額や保険期間の短縮と

いうことはありません。

また、仮に未返済のまま満期を迎えたり、死

亡した場合には、借入れた残額と利息を相殺

した保険金が支払われることになります。


保険は、非常時のリスクのために加入するも

のです。安易に解約をしてしまったがために

不幸になってしまうケースは現実にあります。

ですから、解約を考える前に今の保険を何とか

続ける方法を知っておき、その方法について検

討してみて下さい。

  


Posted by 小池 織嗣  at 23:50Comments(1)資金繰り

2011年07月24日

放置されている金型等はこうして節税しましょう

みなさん、こんにちは

山梨県富士河口湖町の税理士

小池織嗣(こいけおりつぐ)です。


アナログ放送がついに終わりましたね。



さて、今日はお金がかからない節税方法を

お伝えします。

製造業の社長さん、社長さんの会社では

放置されたままになっている機械や金型等

がありませんか?

もし、あるならばそのまま廃棄をしなくても

「帳簿価格-スクラップ価額」が廃棄損として

経費にできます。

最近では廃材を回収してもらうコストの方が

高い場合も多いので、その場合にはスクラップ

価額は0となります。

ただし、条件として

 今後、その資産がスクラップや廃棄を前提

 として放置される

ということが必要です。

つまり、まだ使う可能性がある場合にはでき

ませんので注意しましょう。

  


Posted by 小池 織嗣  at 16:35Comments(1)

2011年07月22日

節税の大事な考え方

  
  こんにちは、山梨県富士河口湖町の税理士小池織嗣です。


  今日は節税の考え方をお伝えしようと思います。


  節税の目的はより多くのお金を残し、そのお金を使って会社


  を大きくしていくことにあります。


  つまり、あくまでも『節税は会社を成長させるための手段だ』と


  いうことです。


  あたりまえの話だと思われるかもしれませんね。


  しかし、まれに節税をすること自体が目的になってしまって

 
  いる社長さんがいらっしゃいます。


  簡単な数字を使って説明しますね。


  どちらも利益は100万円、税率は40%という前提です。

  ①何も節税をしない場合

  100万円 - 40万円(税金) = 60万円


  ②節税?のために50万円分のPCを買った場合


  100万円 - 50万円【PC代】 = 50万円


  50万円 - 20万円(税金) = 30万円


  ②の会社の社長さんが節税が目的になってしまっている


  社長さんです。


  確かに税金は少なくなっていますが、最終的に残ったお金は


  ①の社長さんに比べて30万円も少なくなっています。

 
  このように節税が目的になってしまっていると、無駄なお金を


  使ってしまう危険があります。


  だから、みなさんは節税は目的ではなく手段だという


  ことを頭の片隅にいれておいてくださいね。


  この考え方があるのとないのでは数年後の会社の状態が


  大きく変わります。


  お金を残すための節税をして会社を大きくしていきましょう!

  


Posted by 小池 織嗣  at 15:12Comments(4)

2011年07月22日

はじめまして


 山梨県を愛するみなさん、はじめまして。


 私は、山梨県の富士河口湖町で税理士を


 している小池織嗣(こいけおりつぐ)と申します。


 本日ブログを開設しました。


 これからこのブログを通じて節税に関する情報や


 経営に関する情報を発信していこうと思っています。


 これからどうぞよろしくお願いいたします。




  


Posted by 小池 織嗣  at 15:06Comments(1)