2011年07月27日

開業直後の節税対策

みなさん、こんばんは。

山梨県富士河口湖町の税理士

小池織嗣(こいけおりつぐ)です。

今日は、開業時に絶対にしなければ

ならない節税対策をお伝えします。

それは、「青色申告承認申請書」という

届出を期限内に必ず税務署に提出する

ということです。

青色申告とは、帳簿等をきっちりつけてくれるなら

税金の計算上、有利な特典を与えますよという

制度です。

この特典の中で最も大きい特典は赤字を繰越せる

というものです。(法人7年、個人事業主3年)

たとえば

 ・届出を出した場合

   1年目   ▲ 200万(赤字)

   2年目     200万(黒字)         

   2年目の税金計算

    ▲200万 + 200万 = 0円

 ・届出を出さなかった場合(税率40%) 

   1年目   ▲ 200万(赤字)

   2年目      200万(黒字)

   2年目の税金計算

    200万 × 40% = 80万円

とこれだけの差がでます。

開業初年度は赤字になることはよくあります。

だからこの節税だけは必ずしてくださいね。

この節税をしなかった場合、あなたの会社は

何十万、何百万という税金を無駄に払うことに

なります。

開業直後は、融資のための書類を作った

り、アルバイトの募集をしたりと忙しいとは

思いますが、この届出の提出だけは忘れ

ないでくださいね。
  


Posted by 小池 織嗣  at 23:44Comments(0)節税

2011年07月25日

保険料の払込がきついときは・・・

みなさん、こんばんは。

山梨県富士河口湖町の税理士

小池織嗣(こいけおりつぐ)です。

今日は、東京に研修を受けに行ってきました。

開業して良かったと思うことの1つに自分が

でたい研修に自由に参加できるということが

ありますね(笑)


さて、今日は資金繰りのお話です。

みなさん、保険料の支払が厳しくなった場合

に解約以外の方法があるのをご存じですか?

知らないという方はぜひ覚えておいてくださいね。


1つ目は、保障額の減額という方法です。

これは保障額を減額することによって保険料も

減額させる方法です。

2つ目は、払済保険という方法です。

これは、保険の期間はそのままで保険料の払込

を中止する方法です。ただし、保障額はそれまで

のものより低くなります。

3つ目は、延長保険という方法です。

これは、保障額はそのままで保険料の払込を

中止する方法です。ただし、保険の期間はそれ

までのものより短くなります。

4つ目は、契約者貸付という方法です。

これは、解約返戻金の範囲内で借入ができる

制度です。(最大90%)これを使って保険料を

支払えば保障額の減額や保険期間の短縮と

いうことはありません。

また、仮に未返済のまま満期を迎えたり、死

亡した場合には、借入れた残額と利息を相殺

した保険金が支払われることになります。


保険は、非常時のリスクのために加入するも

のです。安易に解約をしてしまったがために

不幸になってしまうケースは現実にあります。

ですから、解約を考える前に今の保険を何とか

続ける方法を知っておき、その方法について検

討してみて下さい。

  


Posted by 小池 織嗣  at 23:50Comments(1)資金繰り

2011年07月24日

放置されている金型等はこうして節税しましょう

みなさん、こんにちは

山梨県富士河口湖町の税理士

小池織嗣(こいけおりつぐ)です。


アナログ放送がついに終わりましたね。



さて、今日はお金がかからない節税方法を

お伝えします。

製造業の社長さん、社長さんの会社では

放置されたままになっている機械や金型等

がありませんか?

もし、あるならばそのまま廃棄をしなくても

「帳簿価格-スクラップ価額」が廃棄損として

経費にできます。

最近では廃材を回収してもらうコストの方が

高い場合も多いので、その場合にはスクラップ

価額は0となります。

ただし、条件として

 今後、その資産がスクラップや廃棄を前提

 として放置される

ということが必要です。

つまり、まだ使う可能性がある場合にはでき

ませんので注意しましょう。

  


Posted by 小池 織嗣  at 16:35Comments(1)

2011年07月22日

節税の大事な考え方

  
  こんにちは、山梨県富士河口湖町の税理士小池織嗣です。


  今日は節税の考え方をお伝えしようと思います。


  節税の目的はより多くのお金を残し、そのお金を使って会社


  を大きくしていくことにあります。


  つまり、あくまでも『節税は会社を成長させるための手段だ』と


  いうことです。


  あたりまえの話だと思われるかもしれませんね。


  しかし、まれに節税をすること自体が目的になってしまって

 
  いる社長さんがいらっしゃいます。


  簡単な数字を使って説明しますね。


  どちらも利益は100万円、税率は40%という前提です。

  ①何も節税をしない場合

  100万円 - 40万円(税金) = 60万円


  ②節税?のために50万円分のPCを買った場合


  100万円 - 50万円【PC代】 = 50万円


  50万円 - 20万円(税金) = 30万円


  ②の会社の社長さんが節税が目的になってしまっている


  社長さんです。


  確かに税金は少なくなっていますが、最終的に残ったお金は


  ①の社長さんに比べて30万円も少なくなっています。

 
  このように節税が目的になってしまっていると、無駄なお金を


  使ってしまう危険があります。


  だから、みなさんは節税は目的ではなく手段だという


  ことを頭の片隅にいれておいてくださいね。


  この考え方があるのとないのでは数年後の会社の状態が


  大きく変わります。


  お金を残すための節税をして会社を大きくしていきましょう!

  


Posted by 小池 織嗣  at 15:12Comments(4)

2011年07月22日

はじめまして


 山梨県を愛するみなさん、はじめまして。


 私は、山梨県の富士河口湖町で税理士を


 している小池織嗣(こいけおりつぐ)と申します。


 本日ブログを開設しました。


 これからこのブログを通じて節税に関する情報や


 経営に関する情報を発信していこうと思っています。


 これからどうぞよろしくお願いいたします。




  


Posted by 小池 織嗣  at 15:06Comments(1)